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フルーツコーヒー事業

果実と抽出飲料を組み合わせた季節メニューを、カフェ事業者が導入しやすい形に整えて提供する構想です。商品そのものではなく、商品とレシピと提供設計をひとまとめにして届けることを事業の中心に置いています。

なぜ取り組むのか

季節メニューで差別化したいカフェは多い一方、素材の選定・試作・レシピの検証・売り方の設計をすべて自店で抱えるのは、少人数の店舗では現実的ではありません。導入を諦める理由の多くは、味の問題ではなく、そこに割ける時間の問題だと考えています。

そこで、この構想の中心に置いたのは素材の珍しさではありません。成立する組み合わせを選び、現場で回るところまで整える——その設計行為そのものを価値として届けます。抽出条件・分量・提供条件を書いたレシピ、グラスや注ぎ方の提案、メニュー名と説明文のたたき台、よくある失敗と対処法までを一式にする構成です。

果実と抽出飲料は、ベースを入れ替えるだけでは成立しません。組み合わせごとに検証が必要になる領域だからこそ、その検証を引き受けたものを商品として渡すことに意味があると見ています。

仕入れと提供のルートが固まった後の工程には、手順が決まった作業が多く残ります。個包装やセット組みといった工程を業務として切り出し、障害のある方の雇用や地域連携・福祉連携と組み合わせて担う構成を検討しています。運営コストを抑えることと雇用を生むことを、対立させずに設計できる余地があると考えています。

一方で、すべてを自動化するつもりはありません。仕入れ先との関係づくり、味の判断、導入する店舗との対話——人が担わなければ成立しない工程は必ず残ります。生成AIやロボティクスに置き換わらない仕事を事業の中に持ち続けること自体を、この構想の目的のひとつに置いています。

目指している状態

  • 個人店・小規模チェーンが、独自開発の余力がなくても季節メニューを出せる

  • 素材・レシピ・提供の演出・売り場の文言が、ひとまとまりで手に入る

  • 受け取った店舗が、自店の運用に合わせて提供の形を選べる

  • 定型化した工程が、障害のある方の雇用と機械化の組み合わせで回っている

  • 人が担う工程が事業の中に明確に残り、その分の処遇が確保されている

  • 受発注や販促の整備を通じて、店舗のIT課題の相談につながっている

いま向き合っている論点

解決済みのことだけを書いても構想の実像は伝わらないため、未解決の論点も併記しています。

商品としての妥当性が未検証

果実と抽出飲料の組み合わせは既に例のある領域です。どの組み合わせが味として成立し、かつ店舗のオペレーションに乗るのか——試作と試飲、そして導入先へのヒアリングを重ねる前に、事業として語れる段階には至っていません。

レシピを組み合わせごとに検証する負荷

ベースを入れ替えれば成立するというものではないため、商品の種類を増やすほど検証と版の管理が増えます。品数を先に増やすのか、導入しやすさを磨き込むことを優先するのか、方針を決めきれていません。

仕入れと原価

果実は季節と天候で価格と品質が動きます。安定した仕入れ先を持てるかが、店舗に提示できる価格を決める前提になります。

食品を扱う責任範囲

原材料表示、アレルゲン表示、賞味期限のロット管理、生果実とドライフルーツの扱い分け、製造を委託する場合の責任分界——当社に食品事業の経験はなく、どこまでを自社で担うのかを含めて未整理です。

業務の切り出し方と処遇

定型作業を雇用として切り出す際、作業を細かくしすぎれば処遇も限定されます。人件費を抑えることが目的化しないよう、担う範囲と待遇をどう設計するかは専門職の助言を得ながら決めたい論点です。

福祉連携を語り方にしないこと

地域連携・福祉連携は、それ自体を宣伝の材料にすべきものではないと考えています。協働の事実は丁寧に伝えつつ、商品の価値の本体は味・導入のしやすさ・体験の設計に置く——この線引きを崩さない運用ができるかは、常に問い続ける必要があります。

こんな方とお話ししたいです

  • 季節メニューの導入を検討しているカフェ事業者
  • 焙煎・抽出の専門家
  • 果実の生産者・仕入れ先
  • 食品の製造委託先・品質管理に詳しい方
  • 商品開発・パッケージのパートナー
  • 就労支援・障害者雇用に詳しい方

この構想について問い合わせる

協業のご相談、ご意見、あるいは「それは難しいのでは」というご指摘も歓迎します。